人間の安全保障教育研究コンソーシアム
人間の安全保障教育研究コンソーシアムチラシ

2008年度研究大会

日 時:
2008年9月20日(土)/ 21日(日)
場 所:
21世紀懐徳堂(大阪大学豊中キャンパス)→アクセスマップ(pdf)
主 催:
大阪大学グローバルコラボレーションセンター
大阪大学大学院国際公共政策研究科
大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
協 力:
大阪大学大学院人間科学研究科グローバル人間学専攻
参 加:
無料(ただし、事前申込が必要です)

開催趣旨

「人間の安全保障」は、学術研究・政策研究のキーワードにひとつとして、着実に定着してきているように思います。なかでも注目すべきは、「人間の安全保障」(安全学、安全・安心、ヒューマンセキュリティ・サイエンスなど、異なる名称を使っているものを含めて)に関連する大学院教育が広がっていることです。

「人間の安全保障」は学際的なフレームワークであり、そこでは社会科学、人文学、自然科学のすべてが共存し、さらには融合することが期待されています。しかし、このことは特に教育において、大きな挑戦にもなります。若手研究者が「人間の安全保障」という新領域にアイデンティティを重ね合わせるようになると、既存の学問分業にもとづく学会だけでは、十分な成果発表と研究交流の場を提供することができなくなるのです。「人間の安全保障」を正面から掲げて研究に取り組む若手研究者・大学院生にとって、他の大学・研究機関でよく似た問題意識にもとづいて研究を進める仲間と交流することは、大きな刺激になることでしょう。

2005年7月、中部大学で開かれた「人間の安全保障・地球市民フォーラム」の場において、人間の安全保障研究コンソーシアム設立準備会が立ち上がりました。このときの会議では、海外の研究者や政策実務の側からも貴重な問題提起を受け、国境を越えた人間の安全保障研究のネットワーキングの重要性が確認されました。

そして2007年9月、「人間の安全保障教育研究コンソーシアム」が正式に発足いたしました。本コンソーシアムでは、人間の安全保障を研究する機関どうしの交流に加えて、上に述べた大学院教育の重要性を考慮し、若手研究者に発表の場を提供することで、若手研究者が人間の安全保障研究の「他流試合」に挑戦する機会をもうけるという趣旨です。また、コンソーシアムの組織構成としては、機関としての参加に加えて、あらためて個人参加の枠組みを設定し、メーリングリストでの情報交換を活性化させていきたいと思います。

分野としては、国際政治学、国際関係論だけでなく、開発研究、あるいはリスク研究やサステイナビリティ(持続性)研究など、学際的な広がりをもたせて、開放的なネットワークを育てていきたいと考えています。人間の安全保障の教育と研究に関心をもつ機関および個人の積極的なご参加を、心よりお待ちしております。

申し合わせ事項(2008.09.20現在)

2008年度大会について

人間の安全保障(Human Security)は、1994年にUNDP(国連開発計画)によって提唱された概念です。2003年には緒方貞子、アマルティア・センの両氏を議長とする国連「人間の安全保障委員会」の最終報告書が刊行され、大きな反響を呼び起こしました。今年5月に横浜で開催されたTICADⅣ(第4回アフリカ開発会議)においても、人間の安全保障が主要テーマのひとつになりました。人間の安全保障は、国際機関、各国政府、市民社会のみならず、大学や研究機関においても、熱い論争の的になっています。

昨年秋、人間の安全保障に関心をもつ大学・研究機関の連合体として「人間の安全保障教育研究コンソーシアム」が設立されました。そして、いよいよ本年、二度目の本格的な研究大会が大阪大学で開催されることになりました。9月20日の学術企画では、まず第1部で、世界的な課題になりつつある「食糧問題」と「アフリカ開発」を取り上げ、人類学者の視点から、紛争の現場における食糧安全保障の問題に切り込みます。続く第2部は、JICAとJBICの統合と同時に設置される「JICA開発研究所」のパネルディスカッションです。人間の安全保障を正面から掲げるJICAは、開発実務だけでなく、開発研究の領域でも存在感を強めつつあります。新生JICAはどのような観点から人間の安全保障に取り組もうとしているのか、大阪大学の研究者を交えて、熱い議論が展開されるはずです。翌21日には、全国各地の若手研究者が集まり、人間の安全保障の具体的なイシューについて、いくつかのフォーラムに分かれて最新の研究成果を披露します。

会場の「21世紀懐徳堂」は、大阪大学の社学連携のハブとして、本年4月に設立されました。人間の安全保障に関心をもつ全国の皆さまのお越しを、心からお待ち申し上げます。会場の収容人数に限りがありますので、お早めにお申し込みくださいませ。

2008年度研究大会プログラム

プログラム

Toyonaka Campus Access Map(PDF)

開催場所

大阪大学豊中キャンパス イ号館(懐徳堂・イ講堂)
〒565-0043 大阪府豊中市待兼山1-16
 ※ イ号館へのアクセスマップ(pdf)

コンソーシアム参加団体(東から西へ):2008年9月現在

明治学院大学国際平和研究所
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム
東海大学平和戦略国際研究所
静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター
愛知大学国際問題研究所
中部大学人間安全保障研究センター
名古屋大学大学院国際開発研究科
立命館大学大学院国際関係研究科「人間の安全保障」研究グループ
大阪大学グローバルコラボレーションセンター
大阪大学大学院人間科学研究科グローバル人間学専攻
龍谷大学アフラシア平和開発研究センター
龍谷大学大学院アジア・アフリカ総合研究プログラム
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター
神戸大学大学院国際協力研究科貧困削減研究クラスター
九州大学大学院人間環境学府

お問合せ

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-7
大阪大学グローバルコラボレーションセンター
電話 06-6879-4442 ファックス 06-6879-4444 e-mail jimu@glocol.osaka-u.ac.jp

大阪大学グローバルコラボレーションセンター:e-mail jimu@glocol.osaka-u.ac.jp