研修期間
- 研修期間(全体): 2008年9月から2009年3月まで
- 事前研修: 2008年9月から2008年10月
- 1次研修(日本): 2008年10月6日から11月1日まで
- アクション・プランの実行: 2008年11月から2009年2月まで
- 2次研修(ケニア): 2009年3月3日から3月6日
研修対象国および参加予定人数
- アフリカの対象5カ国(エチオピア、ナイジェリア、南アフリカ、ルワンダ、コートジボワール)において、地域社会発展のための現場実務に携わる公務員7人
研修の目的
研修参加を通じて、
- 人間の安全保障の概念を理解する
- 人間の安全保障の問題に対処するためのスキルを向上する
- 研修員同士が経験を共有し学びあう
- 研修員所属機関の活動を改善するためのアクション・プランを作成・実施する
- アクション・プラン実施をふりかえり、教訓を共有し、今後の実践につなげる
上位目標
人間の安全保障を高めるための行政組織の能力が強化されること
研修内容
(1)事前活動 〔2008年9月から2008年10月〕
研修員は、日本での研修参加前に次の点を検討して発表の準備をする:[1]研修員の自国における人間の安全保障を脅かす課題の整理、[2]それらに対して現在行われている取り組みの整理、[3]今後の対策として、機関として行うことのできる取り組みの予備的な案。まとめたものは、1次研修の、「現状レポート」および「アクション・プラン・ワークショップ」で発表し、アクション・プラン作成の土台として活用する。
(2)1次研修(日本)〔2008年10月6日から11月1日まで〕
1次研修では、アフリカ人間の安全保障に関する概念最新動向を学ぶとともに、日本における人間の安全保障の問題への対策事例を学ぶ。また、開発途上国の問題に詳しい専門家および他の研修員からアドバイスを受けながら実行可能な「アクション・プラン」を策定する。
(ア)人間の安全保障と紛争予防・平和構築の関連:諸概念と最新動向
- アフリカが直面する人間の安全保障にかかわる諸問題・最新動向を講義および討議から学ぶ
- 紛争予防・平和構築と、人間の安全保障の関連について、講義および討議から学ぶ
- 紛争経験国における社会的分断が顕著なセクター(教育、保健医療/公衆衛生)の問題と取組を専門家による講義と対話から学ぶ
(イ)人間の安全保障を脅かす社会的分断の事例(水俣):問題と対策
- 水俣病事件に関連した、人間の安全保障上の問題(環境破壊、健康被害、社会的分断)を、専門家・実務者・当事者との対話から学ぶ
- 水俣における問題を改善するための取り組みとそれらを支えるスキルを、現場訪問および専門家・実務者・当事者との対話から学ぶ
(ウ)アクション・プラン
- 自国の状況を考慮しながら、日本で学んだ対策やスキルをどのように活用できるかを検討し、アクション・プランを作成する。アクション・プラン・ワークショップでは、@自国の問題に対する対処法案をグループ討議で検討、A全体討議で他の研修員に共有するとともに、リソースパーソンから助言をもらう。このプロセスを通じ、実行可能で自国の状況に則したアクション・プランを作成し、研修の中間成果物とする。
(3)アクション・プランの実行 〔2008年11月から2009年2月まで〕
研修員は、帰国後すぐに、所属機関においてアクション・プランを共有する。研修員の所属する機関は、1次研修で研修員が策定したアクション・プランを実行するとともに、プラン実施のプロセスや更なる課題を記録し、ファイナル・レポートとしてまとめる。
(4)2次研修(ケニアを予定) 〔2009年3月2日から3月7日〕
アフリカ内の国に再集合し、アクション・プラン実施について報告(実施状況、学んだ教訓、更なる課題)をする。他の参加者やリソースパーソン(アフリカ在住の研究者及び日本から同行する研究者)からフィードバックを得ることによって、研修終了以降の継続的(長期的)な課題解決に活かす。

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